MENU

SaaSサービス事業者が「今」脆弱性診断を受けるべき理由 〜顧客チェックシートなどのために脆弱性診断を実施する〜

SaaSサービス事業者を取り巻くセキュリティ要件は年々厳しくなっています。SaaSサービスを提供する事業者様にとって、「自社サービスのセキュリティをどう担保しているか」は、今や差別化要素ではなく「前提条件」になりつつあります。

  • ISMAPに代表されるのような、各種セキュリティ評価・認証制度への対応
  • 大手企業・官公庁との取引要件への対応
  • 取引先から送付されるセキュリティチェックシートへの対応

こうした場面で、「第三者による脆弱性診断を実施していますか?」という質問を受け取るケースは、確実に増加しています。実際に、Proactive Defenseにご相談いただくSaaSサービス事業者様の多くが、「チェックシート対応をきっかけに脆弱性診断を検討した」という背景をお持ちです。

参考:【 ISMAP:ISMAP概要 】
https://www.ismap.go.jp/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0010005&sys_kb_id=0d7c996d8369fa10aa68c6a8beaad312&spa=1

目次

SaaSサービス特有のリスク:「テナント分離」は本当にできていますか?

SaaSサービスにおいて、最も重要かつ致命的なリスクの一つがテナント間の情報漏えいです。
例えば、

  • A社のユーザーが、B社のデータを参照できてしまう
  • URLやIDを書き換えるだけで、他社の情報にアクセスできる
  • 画面上では制御されているが、APIを直接叩くとアクセスできてしまう

これらはすべて、OWASP Top 10 2025 におけるA01:2025 アクセス制御の不備 に該当する重大な脆弱性です。
サービスにとって、「テナントの横移動が可能である」といった脆弱性があると致命的なものと言えるのではないでしょうか?サービスの信頼性が崩壊すると言っても過言ではありません。

Proactive Defense では診断員が事細かにチェックします

上述の問題は、一般的な脆弱性診断ツールで見つけることが難しい内容です。ツールは有用ですが、サービスごとの特有のアクセス制御ロジックまで理解してくれるわけではありません。

  • 認証方式(Cookie / Token / JWT / 独自実装)
  • テナント識別子の持ち方
  • API単位での、誰がどこまで操作が可能なのか?のチェック
  • フロントエンドのみで制御していないか

これらは、実際にサービスの仕様を理解した人間が、手動で確認しなければ見抜けないケースが非常に多いです。Proactive Defense のWebアプリケーション脆弱性診断は、「ツール × 手動診断」を前提に、診断員が細かくチェックする診断です。

認証・認可方式を徹底的に解析

Proactive Defense では、まずサービスの認証方式・セッション管理・トークンの流れを解析します。
その上で、

  • 各APIリクエスト
  • 各画面遷移
  • 各パラメータ

について、「本来アクセスできないユーザーがアクセスできないか」を一つ一つ検証します。

すべてのリクエスト単位でアクセス制御をチェック

SaaSサービスでは、画面上の操作では適切に制御されているように見えても、サーバサイドでは十分なチェックが行われていないケースが少なくありません。こうした問題は、通常のUI操作だけを前提とした確認では見逃されがちです。

Proactive Defense の診断では、全リクエストを対象に調査を行うことで、そのような潜在的なリスクも洗い出します。画面操作に基づく挙動の確認にとどまらず、APIを直接呼び出した場合の挙動まで検証することで、「実運用の中で本当に安全と言えるか」という観点からサービス全体を評価します。

SaaSサービス事業者からのリピートが多い

Proactive Defense は、SaaSサービス事業者様から高いリピート率をいただいている点も大きな特長です。新機能のリリース前や大規模な改修を行った後、また顧客要件への対応といった節目のタイミングごとにご利用いただくことで、継続的にセキュリティレベルを確認・維持するためのパートナーとして活用されています。

サービスが進化し続けるSaaSサービス事業者様から、変化のたびに安心を確認できる存在として選ばれています。

「診断を受けている」という事実が、最大の武器になる

脆弱性診断は、脆弱性を見つけるためだけのものではありません。

  • チェックシートに自信をもって回答できる
  • 営業・提案時にセキュリティをアピールできる
  • セキュリティ評価・認証制度への対応をスムーズに進められる

「第三者による脆弱性診断を定期的に実施している」という事実そのものが、SaaSサービス事業者様にとって強力な信頼材料 になります。

SaaSサービス向けの脆弱性診断をご検討中の方へ

  • 自社SaaSサービスのテナント分離に不安がある
  • 顧客からのチェックシート対応に備えたい
  • セキュリティ評価・認証制度への対応を見据えている
  • ツール診断だけでは不十分だと感じている

そのような場合は、ぜひ KDLのProactive Defense 脆弱性診断サービスをご検討ください。SaaSサービス特有の構成・リスクを理解した診断員が、実際の攻撃者視点で、貴社サービスを徹底的に検証します。

脆弱性診断についての
\ 無料相談受付中! /

  • URLをコピーしました!
目次