KDLのコンサルタントが参画!JNSA「今すぐ実践できる工場セキュリティハンドブック・リスク対策編」が公開されました。

2024年3月22日、特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)西日本支部のワーキンググループが作成した「今すぐ実践できる工場セキュリティハンドブック・リスク対策編(第1.0版)」及び「工場セキュリティハンドブック・リスク対策集(Ver1.0)」が公開されました。KDLからトップセキュリティコンサルタントである近藤伸明が作成に参加しました。

近年、ランサムウェアなどによって工場の稼働が停止するといったセキュリティインシデントが増えてきました。これはDX社会が進む中で閉じた環境で稼働していた製造現場が、外部環境と接続するようになってきたことが要因と考えられます。しかしながら中小規模製造業の工場では、資金面やノウハウなど様々な課題によりセキュリティ対策が進んでいないのが現状です。

今回のハンドブックでは、当ハンドブックの前編となる「今すぐ実践できる工場セキュリティハンドブック / リスクアセスメント編(第1.0版)」で定義された「13の脅威の入口」について具体的な事例を取り上げ、その対策について解説されています。また今回は「工場セキュリティリスク対策ハンドブック・リスク対策集」が別添資料として付属されています。中小規模製造業の工場にとって、それほどハードルが高くない対策を中心にまとめてあり、具体的な対策方法も記載されています。ぜひJNSAのハンドブックをご確認・ご活用ください。

ハンドブック作成に参画したセキュリティコンサルタントの近藤より

リスクアセスメント編から2年、ようやく対策編がリリースできました。工場で発生すると思われる情報セキュリティの脅威について具体的な発生事例を示して、その対策と運用のポイントについて解説を行っています。使っていただきやすいように、図解をしてわかりやすくするなど色々工夫しています。ぜひ工場の現場担当者の方にもご覧いただけると幸いです。

【 近藤 伸明 】
シニアセキュリティコンサルタント、企業様向けのセキュリティアドバイザリー支援実施。企業様向け、および、セキュリティ関連組織向けのドキュメント作成実績多数あり。前編のJNSA「今すぐ実践できる工場セキュリティハンドブック」作成にも携わる。

JNSA西日本支部
今すぐ実践できる工場セキュリティ対策のポイント検討ワーキンググループについて

今、最も手当が必要でありながら対策が遅れていると考えられている中小製造業に対しての、セキュリティレベルの向上に資するため設けられたワーキンググループ。今回の「対策編」の前編となる「アセスメント編」を2022年5月に公開、中小企業を中心とした多くの企業に利用いただいている。今後は「BCP編」を作成予定。
2023年1月、中小企業、工場の現場で必要とされる実用性の高い成果物を継続して提供していることが評価され、JNSA内部でのワーキンググループ賞を受賞している。

2023年度 JNSA表彰のご報告

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